水木しげるロード(境港)



8月16日、お盆休みで帰省しているなか、映画を観に行ったぐらいで何処にも出かけていないし、以前から行ってみたいと思っていた鳥取県境港市にある水木しげるロードに行ってきました。
水木しげるといえば日本を代表する妖怪漫画家で、私も子供の頃良く読んだものです。中でも有名なのは『ゲゲゲの鬼太郎』ですね。私の子供の頃からある漫画で、何度もテレビでリメークされ放送されているので 最近の子供も知っている漫画ですね。目玉おやじ、ネコ娘、ねずみ男、砂かけばばあ・・等々、人気の妖怪キャラクターが沢山出てきます。
鳥取県境港市は水木しげる先生のふるさとで、その境港市に「鬼太郎に逢える町」をキャッチフレーズに10年ちょっと前に出来ました。漫画に登場する妖怪たちのブロンズ像が、境港駅から商店街へと続く道沿いに800mにわたって点々と置かれています。当初は数十体 位だったらしいですけど、いまでは約119体ものブロンズ像が並んでいます。最初の頃はおバカな連中がブロンズ像を壊したり、特に目玉オヤジの像は何度も盗まれた様で、ニュースで何度か聞いたことがありました。今はもうそんな不届き者はいなくなったのかな?

そんな水木しげるロードへ帰省中の広島の実家から車で行ってきました。朝少し遅れて9時に出発、国道375号線を北上して三次市へ。そこから高速道路に入って、お隣の庄原市へ。そこから再び国道を北上し米子市を通過して境港市へ。結構時間がかかって、途中昼食休憩を挟んで 着いたのが13時前でした。

ここは漁業の盛んな港町でこれからの時期はカニの水揚げが盛んになるようです。ここには昔から釣り等の目的で何度か訪れたことが有りましたが、以前は田舎の港町って感じで、海と漁港以外は境水道を挟んだ対岸の美保関へ渡る境水道大橋が有名なぐらいで、 特別観光の目玉はない所でしたが、この水木しげるロードが出来てからはロードの始点、境港駅周辺は観光都市へ様変わりしていて驚きました。

フェリー乗り場近くの駐車場に車を止めて、まずはロードの始点である境港駅へ歩いて3分程度。途中妖怪倉庫なるものがあり、上の写真の様に日本妖怪地図が倉庫の壁面に書かれていたり、正面にも妖怪の絵が書かれています。もちろん全て水木しげる先生の描く妖怪 なので、グロテスクではなく、どこか親しみのある妖怪です。この倉庫ちゃんと普通に使われているんです。

写真左は境港駅から商店街へと続く約800m伸びる水木しげるロードを境港駅から見た様子です。ちょっと判りにくいけど、道の両脇には点々と妖怪のブロンズ像が並んでいます。右の写真は駅近くにある妖怪公園です。街灯がめだま親父なのが面白いですね。

左は駅前にある鳥取県観光ガイドマップです。マップのうえにも妖怪がいます。右は駅前にある郵便ポストですが、ここにも鬼太郎がいました。さすがに妖怪に合える街ですね。

さらに駅前には、妖怪たちに囲まれて漫画を執筆中の水木しげる先生の像もあります。鬼太郎やねずみ男、目玉オヤジに囲まれて楽しそうですね。写真では判りにくいですが、像の水木せんせいが書いている紙には ちゃんと漫画が描かれてるんですよね。結構細かいブロンズ像です。

先ほども書きましたが、このロードには全体で約119体の妖怪たちのブロンズ像があります。全て写真に取ると大変なので主な妖怪のみ写真を撮りました。以下が写真に収めた妖怪たちの一部です。どれが何の妖怪か 判るかな?



写真でも判りますが、やはり皆が触るからだと思うんだけど、部分的にピカピカになってるんですよね。ねずみ男なんか歯が金ぴかになってます。たぶん皆触っていくんだね。 そのほかの妖怪たちも頭がピカピカです。


ロードの途中には左の様な”妖怪神社”なるものがありました。ここには訪れた人たちが願いを書く妖怪念力棒なるものが飾ってありました。いわゆる普通の神社で言うところの絵馬のようなもでしょうか? ここでは願いも神頼みではなく、妖怪頼みってところでしょうか。
同じくロードの途中には鬼太郎ハウスの電話ボックスがあります。ここから電話したら妖怪の世界に電話できるのかな?んなわけないか・・・・。

さらに妖怪のブロンズ像を見ながら歩いていると水浴びしているめだまおやじを発見しました。今日もめちゃくちゃ暑いので、水浴びしているめだまおやじがうらやましくなってきます。さらに大きな鬼太郎の下駄もありました。

ロードの両脇にはおみやげ物屋が沢山並んでいて沢山の鬼太郎グッズや妖怪グッズがあります。お店の中にも妖怪のオブジェがある店もあります。

ロードの終点近くのアーケードには「水木しげる記念館」があり、入場料700円を払って中へ入りました。なかはいくつかのブロックに分かれていて、げげの間、妖怪の間、精霊の間等々。 他にも水木しげる先生の仕事場を再現した水木しげるの仕事場などもあり、直筆の絵や漫画が多数展示してあります。また妖怪の間や精霊の間は薄暗く少し怖い感じで、夏休みということもあり 子供たちも沢山来ていましたが、さすがに小さい子はかなり怖がってましたね。
あと、知ってる人も居ると思うけど、めだまおやじがどうして生まれた(?)か、この記念館に来ると判りますよ。これ以外と知らない人多いんじゃないかな?昔の鬼太郎の漫画を見たことのある人なら 大概知ってるかな。 ここへ来るのに結構時間がかかったので、帰りもあまり遅くまで居れないので、15時過ぎにはここを後にしました。結局2時間程度しか居れなかったので、ロードのブロンズ像も最後の方は早足に観て回ることになってしまいました。 帰りは来た道を反対に帰り、帰宅は19時過ぎになってしまいました。最後の方やお土産物屋はゆっくり観ることが出来なかったので、また今度時間を考えて、ゆっくり観に来たいものだと思います。

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