宮島カキ祭り
2月12日〜13日、日本三景の一つ『安芸の宮島』で毎年恒例の”宮島カキ祭り”が行われていました。2月11日に栃木から一時帰省していたので、2月11日行って来ました。この日は朝から薄曇りの天気で、すごく寒かったのですが、大勢の人が訪れています。修学旅行の学生も多く見られました。
上の写真は左が本土側から宮島へ行くフェリー乗り場、右側は宮島のフェリー乗り場です。後ろに小さく大鳥居が見えます。
フェリーは、JRと松大観光フェリーの2社が運航していますが、お勧めはJRのフェリーです。航路が大鳥居の前を横切るようになっていて、大鳥居を海側から見ることが出来ます。

上の左の写真は、宮島フェリー乗り場を出た所で、写真ではうまく分かりませんが、物凄い人ごみです。ここの左側ににメイン会場が有って、そこでカキの浜焼き(殻付き焼きガキ)が200円で売っていて、それを買うためにフェリー乗り場前を横切るように行列が出来てます。そのほかにも食べ物を売っていて、どれも大行列です。
ここでは、焼いてもらったものを食べるのですが、フェリー乗り場の右手には、カキを買って、場所代をを払って自分で焼いて食べられる所があります。そちらのほうが、好きに焼けるし量も多いのでお勧めです。
とにかく、カキを焼くにおいが当たり一面充満しています。そのにおいを嗅ぐだけで、なんか食べたような気になります。ちなみに私は寒い中行列してまで食べようとは思わなかったので、やめました。実際カキの直売所で買ってきて、自分の家で炭をおこして焼いたほうが、安上がりですし、ゆっくり食べれますから。

宮島は、いたるところに鹿がいます。この日もフェリー乗り場前は人ごみなのにもかかわらず、鹿が餌をもらおうとうろうろしています。ここ以外にも、島のあちらこちらに居て、道端には沢山”鹿の糞”が落ちてます。景色に見とれて歩いていると確実に鹿の糞を踏みます。まあ、犬の糞と違い、鹿の糞は小さいですし、あまり臭くないので気にする必要は無いのかもしれませんが、良い靴を履いて来る場合は注意が必要です。 右の写真は商店街の様子です。祭りということもあり人が多すぎます。普段もここまでではないですが、結構観光客はいますが。
商店街でも、あちらこちらで殻つき焼きガキを販売してます。こちらでは2個で400円。とても高いですが、それでも行列です。

商店街ではおみやげ物やカキ以外にも色々な食べ物を売ってます。広島といえばもみじ饅頭ですが、もみじ饅頭も色々な種類があります。アンコやクリームだけではなく、チョコレートやチーズ、ブルーベリーやフルーツ等々沢山あります。どこもその店で焼いているので、出来立てを食べることが出来ます。何でもそうですが、出来たて熱々のもみじ饅頭は、普通にお土産でもらう箱に入った物とは比べ物にならないぐらい美味しいです。出来たてを食べたことが無い方は、ぜひ広島に来られた際は食べてみてください。宮島だけではなく、広島駅や広島飛行場でも出来たてを食べさせてくれるところがありますので。 そのほかに、この日食べて美味しかったのは、写真左の”揚げもみじ”です。一個130円ですが、一風変わった味です。まあ普通にもみじ饅頭を油で揚げているだけなんですが、結構美味です。これなら、お土産でもらったもみじ饅頭があれば、家庭でも出来そうですので、今度試してみようかと思ってます。
あと、キティーちゃんはどこにでもありますね。右の写真がそうですが、もみじ饅頭にキティーちゃんの顔の形があるだけですが・・・・。

宮島と言えばもうひとつ、しゃもじが有名です。甲子園などでも、広島代表の応援ではしゃもじをカチカチ鳴らして応援しているので知ってる人も多いと思いますが。
左の写真は、商店街の一角に展示してある”大しゃもじ”です。長さ7.7メートル、幅2.7メートル、重さ2.5トンの大しゃもじです。特に年代物ではなく、作られたのは昭和58年だそうですが、世界最大で平成8年に厳島神社の世界遺産登録を機に宮島のシンボルとして展示される様になったそうです。

色々回りながら、饅頭や団子など色々食べていたけど、どうもおなかが空いてきたので、とりあえず少し何か食べようとお店に入りました。ところが、お店のおばちゃんが『だしが切れたけん、時間がかかるんよ。1時間位かかるよ』と。でもうろうろするのも疲れてきたし、今までの経験で店員が時間がかかると言った時間の半分ぐらいで来ることが多いので、まあ30分位でできるだろうと、『かかってもええけん』と待つことにした。頼んだのは、妻が”カキ丼”で私が”カキうどん”。カキ丼は親子丼の鶏肉に変わりにカキが入っているだけで、カキうどんは、そのままうどんにカキが入っているだけ。まあでも小ぶりだけど5、6個入っている。待ってる間も次々と客が来るけど、おばちゃんが時間がかかると言うので、皆あきらめて別のお店に行ってた。所が、私達が頼んで10分もしないうちに、カキ丼もカキうどんも出来てきた。”1時間かかるんじゃないんかい!”と思って、お店の奥を見ると、お昼がまだだったのか、店員のおばちゃんがメニューのカキ丼を食っていた。”あんたが食うのがあるんなら、客に食わせろ!!”って思ったんだけど、まあ自分のが早く来たので良しとしようか。しかし、客にはすぐ出来んと言いながら自分はしっかり食ってる。普通お客に出して、店員は余り物か茶漬けで我慢でしょ!

せっかくきたので、そのほか色々見て回りました。上は世界遺産の厳島神社の社殿および回廊です。前年の台風であちらこちら破壊され、ある程度修復はされているようですが、まだ所々修復が間に合っていないようです。なんせ世界遺産ですから、簡単に新しい木を持ってきて修復するというわけには行かないようですね。流された柱や材木を回収し、可能な限りそれを使用して修復するようですので、時間がかかるのでしょうか?自然災害ですので仕方ありませんが、早く修復してほしいですね。海外をはじめ全国から訪れた観光客の方々に、きれいな厳島神社を見てほしいです。
また、この時間ちょうど満潮だったようで、回廊の下まで潮が満ちていました。魚を見ることも出来ます。引き潮のときは回廊の下は潮が無く、貝や小さなカニが居ます。また、大鳥居の周辺では貝堀をしているときもあります。

左は五重塔と千畳閣です。千畳閣は中が畳千畳分の広さで、豊臣秀吉が千部経の転読供養をするため安国寺恵瓊に建立を命じましたが、秀吉の死により未完成のまま現在に至っているそうです。右はご存知、宮島の大鳥居です。満潮なので潮が鳥居の下にも満ちていて、写真にもあるように、遊覧船がすぐそばまで寄っています。
宮島の建物や由来など、私もあまり勉強していないので、興味がある方は、宮島観光協会のホームページをご覧になってください。先ほどの大しゃもじや、厳島神社の歴史など、色々書かれています。

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