市民球団”広島カープ”がどのようにして誕生したのか、創設初期の資金難の時、樽募金による史上最大の集金作戦にて市民がカープを支え、そして悲願の初優勝へ。 市民とナインの熱い日々の実話が書かれています。なぜカープが市民球団と言われるか。他球団とどう違うのかを知るには良い本だと思います。これを読めば間違いなくカープファンになります。
日本唯一の市民球団カープの誕生から初優勝、そして現在まで、半世紀にわたるその苦難と栄光に満ちた激動の軌跡を、長谷川良平、上田利治、古葉竹識、外木場義郎、衣笠祥雄、山本浩二、達川光男など、 野球に情熱をかける男たちが徹底的に語る熱き物語。新世紀の優勝を担う山本浩二監督のインタビューを新たに収録し、プロ野球の危機が叫ばれる今だからこそ贈る感動の一冊。
カープファンなら誰でも知ってる木庭さんを描いた本です。無名の大器、磨けば輝くダイヤの原石を見つけ出し、カープの黄金時代を築いた影の立役者です。のち大洋、オリックス、日ハムに多くの大器を送り出した男、木庭教。 才能ある選手を求め、四十年にわたって日本全国を歩きまわったその足跡は、そのまま戦後プロ野球史である。球界を支える「影の男たち」＝スカウトの哀歓にスポットライトをあてた傑作ノンフィクション。
お金にものを言わせて、スター選手をかき集める某球団のオーナーには是非読んでほしいですね。
カープが黄金時代を築く少し前に監督になり、その後の黄金時代の基礎を作ったと言われる根本陸夫さんを描いた本です。 現役時代は二流捕手、監督でも１１シーズンでＡクラスわずか１回だけの男に、なぜ球界地図を大きく塗り替えるような仕事ができたのか。赤ヘル・カープの基礎を固め、西武王国を築き、ダイエーを球界の雄に育てた、「わからない人」根本陸夫の生涯を追うノンフィクション。
今や伝説にもなって来ている炎のストッパー津田投手です。現在のストッパーはフォークボール必須と言われていますが、ピンチでもストレート一本で、どんな打者にも真っ向勝負を挑み、その快速球で多くの野球ファンを魅了した投手、津田恒美。 抑えの切札として広島カープ優勝の原動力となった彼だが、その絶頂期に悪性脳腫瘍に冒されてしまう―。再起を誓って必死に生きようとする津田とそれを支える妻の渾身の闘病を綴った、ヒューマン・ドキュメント。
上と同じく炎のストッパー津田投手を奥様が書かれた本です。「弱気は最大の敵」といつも自分を励まし、どんな打者にも直球１本で勝負を挑んでいった広島カープの投手・津田恒美。炎のストッパーと讃えられた彼だが、２９歳の若さで悪性の脳腫瘍に倒れてしまう―。もう一度マウンドに立つことを誓い、不屈の精神で最後まで闘いつづけた姿を、最愛の妻が綴った感動と勇気のドキュメント。